Advertisement第121回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

情緒不安定性パーソナリティ障害にPTSDを併存した30代女性に,ナラティヴ・エクスポージャー・セラピー(NET)を3ヶ月間(週1~2回,計21回)実施した.治療後12ヵ月でPTSD症状・解離症状が顕著に軽減,言語化能力・感情調整能力が向上し,原病の症状も改善された.本症例には複雑性PTSD(CPTSD)の自己組織化の障害症状との類似性がみられ,NETのCPTSDへの効果検証が待たれる.
特集 | 724-755頁
林(高木) 朗子,荒牧 英治,野末 聖香,標葉 隆馬,夏苅 郁子
本特集では,「次世代の精神医学研究のあり方― 知の統合による課題解決に向けて―」というテーマのもと,「精神疾患におけるシナプス病理の因果関係をマルチスケールに解明する」,「医療AIが可能にする次世代の精神医療―AIがひらく次世代の精神医療―」,「看護の立場から次世代精神医学研究への期待」,「神経科学と科学技術ガバナンス」,「次世代の精神医学研究に対して,当事者・家族が望むこと」について論じる.
もっと見る:最新号目次
精神神経学雑誌表紙

最新号

2024年11月
特集:『次世代の精神医学研究のあり方―知の統合による課題解決に向けて―』
2015年1月号より紙雑誌は希望の方のみに郵送します。郵送希望の方はこちらから
Advertisement

ページの先頭へ

Copyright © The Japanese Society of Psychiatry and Neurology