Advertisement第114回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

精神医学のフロンティア | 551-557頁
小池 進介,山口 創生,小塩 靖崇,安藤 俊太郎
本研究は,一般大学生およびその親を対象に調査を行い,①親は子に比べて,うつ病へのスティグマは小さいが,統合失調症へのスティグマは大きい,②統合失調症に対するスティグマのみ親子間で相関がある,③親子とも,統合失調症名称変更の認識によってスティグマが変化しうることを明らかにした.今後は科学的知見を学校現場,臨床現場に落とし込む必要がある.
特集 | 558-591頁
三島 和夫,稲田 健,高江洲 義和,栗山 健一,藤城 弘樹
精神疾患に合併する不眠症状に対して睡眠薬以外の向精神薬がしばしばオフラベル使用されるが,その有効性や認容性を検証した臨床試験はごく限られている.本特集では国内における向精神薬の眠前処方の実態を紹介するとともに,統合失調症,気分障害,不安障害,認知症の各疾患領域における不眠の薬物療法の実情とその問題点について論じる.
第113回日本精神神経学会学術総会 教育講演 | 592-600頁
丹羽 真一
治療のゴールはリカバリーにある.SSTは対人コミュニケーションと日常生活の力を増す支援方法でリカバリーを促進する.内発的動機づけ,認知機能,症状の主観的意味に注目し,希望志向,当事者の主体的参加,認知機能への介入,症状自己管理の領域をカバーの4つの視点をもった「e‒SST(empowered‒SST)」としてのSST発展が期待されている.
連載 精神科多職種チームの協働 | 601-608頁
河西 有奈
心理職のかかわりの1つである心理検査を使った心理アセスメントについて,検査の種類,実施の流れ,多職種チームによる結果の共有,検査によって起こり得る臨床的な変化などについて論じる.心理検査がより有効に活用されるためには,他職種から検査のニーズを聞き,そのニーズに応えた検査結果と治療に活かせる情報を伝える相互コミュニケーションも重要である.
連載 精神科多職種チームの協働 | 609-615頁
赤畑 淳
精神保健福祉士は生活の視点から相談援助を行う福祉専門職である.その業務は人と状況の全体関連性を踏まえ個と環境の相互作用に介入していくことになるため,本人への直接的な支援のみならず,周囲の環境に働きかける間接的な支援も不可欠となる.本稿ではソーシャルワーカーとしての精神保健福祉士の業務特性や機能,チーム医療における主な役割について提示する.
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最新号

2018年7月
特集:『向精神薬による不眠治療にエビデンスはあるか?―現状と課題―』
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