Advertisement第115回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

神経症概念は元来発達の軸を内包していた。取り払われつつあるその神経症概念の替わりを,神経発達症概念が務めつつある.神経発達症概念においても発達軸に沿う外在化因子と内在化因子の動きが仮定されている.この動きはかつての神経症においてと同様,神経発達症においても発達に伴う種々の形態の不安として現れるゆえ,不安の基本的重要性を再認識すべきである.
原著 | 0445-0456頁
堀井 清香,酒井 佳永,田川 杏那,ピーター・バーニック,關 恵里子,秋山 剛,立森 久照
医療機関のリワークプログラム参加者において,復職準備性評価スケール(PRRS)が復職後の就労継続を予測するか,また就労継続に影響する要因について検討した.その結果、一般の復職者だけではなくリワークプログラム参加者においてもPRRSが復職後の就労継続を予測すること、また過去の長期の総休職期間は復職後の就労継続に不利であることが示された.
本稿では,女性精神科医を対象としたインタビュー調査の結果について報告する.出産・育児と精神科医の仕事を両立させることには多くの困難が伴い,日本の女性精神科医は,多様な対処行動をとっている.また,さまざまなニーズを持っている.精神医療界での男女共同参画が実現し,男女双方にとって無理のない形で継続していくためには,多くの課題が残されている.
特集 | 0473-0500頁
水原 祐起,山田 恒,野間 俊一,永田 利彦
本特集では,「摂食障害,その人格の病理,社会的背景の影響と治療的意味―痩せすぎモデル禁止法に向けて―」というテーマのもと,「健康体重でのダイエットの危険性」,「欧米での痩せすぎモデル規制―メディアに氾濫する不健康なロールモデルに対するリーガルモデルと医学モデル―」,「摂食障害患者の人格について」,「人格の病理としての摂食障害―痩せすぎモデル規制に向けて―」について論じる.
第114回日本精神神経学会学術総会 会長講演 | 0501-0508頁
米田 博
精神科専門医制度の専攻医研修では、医師としての「普遍性」に加えて精神科医としての「独自性」を培わなければならない.そのためには、明確な目標の設定が必要であり、その1つがプロフェッショナリズムである.精神科高度専門職医療人としての独自性を現すプロフェッショナリズムをどう考え,どう構築してゆくのかは今後の重要な課題である.
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精神神経学雑誌表紙

最新号

2019年6月
特集:『摂食障害,その人格の病理,社会的背景の影響と治療的意味―痩せすぎモデル禁止法に向けて―』
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