Advertisement第116回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

統合失調症の社会機能に影響を与える認知機能などへの心理社会的介入についてレビューしたところ,いずれもエフェクトサイズは大きなものではなかった。そのため①段階的な機能改善ではなくまず実世界での生活を直接支援し,そのなかで必要な機能の改善を図る.②実世界での社会機能を目標とする統合的な介入を計画する.③環境支援の開発・普及を提案した.
うつ病の50代半ばの女性に対して電気けいれん療法(ECT)を施行した直後に心室頻拍を認めた.精査の結果,この心室頻拍はECTによって生じたたこつぼ心筋症が原因であると考えられた.本稿ではECTに関連したたこつぼ心筋症の既報を調査し,自験例との比較検討を行った.ECT後に生じるたこつぼ心筋症の早期発見には頻回の心電図評価が重要である.
慢性的な摂食障害の症状が躁状態出現とともに消失し,抑うつ気分から正常気分に移行すると再燃する双極性障害患者の長期にわたる臨床経過を報告した.症例は30歳代女性.10歳代後半から過食・自己誘発嘔吐が始まったが40歳代で寛解を得た.本症例の食行動異常は気分変化と連動しており,双極性障害の治療とその安定化が摂食障害の寛解につながったと考えられた.
特集 | 0799-0827頁
中嶋 義文,田崎 博一,林 道彦,西松 能子,岩壁 茂
本特集では,「公認心理師制度における医療機関での実習・実務経験プログラムと求められる心理臨床実践」というテーマのもと,「公認心理師法で求められる実習・実務経験プログラムとは―総合病院における研修―」,「精神科病院における実務経験プログラム」,「精神科診療所における実習・実務経験プログラム」,「公認心理師の訓練プログラムのあり方―米国の訓練システムとの比較―」について論じる.
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最新号

2019年10月
特集:『公認心理師制度における医療機関での実習・実務経験プログラムと求められる心理臨床実践』
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