Advertisement第115回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

精神医学のフロンティア | 1055-1059頁
秀瀬 真輔,太田 深秀,松尾 淳子,石田 一希,平石 萌子,寺石 俊也,服部 功太郎,功刀 浩
統合失調症認知機能簡易評価尺度(BACS)スコアと核磁気共鳴画像法(MRI)全脳構造の関連を比較的多症例で調べた.患者群では,作業記憶スコアと前部帯状回および内側前頭皮質の容量,運動速度スコアと脳梁,内包,上放線冠,および上縦束の異方性比率値との間に有意な正の相関を認めた.健常対照群では,灰白質,白質領域ともに有意な相関を認めなかった.
資料 | 1060-1073頁
根本 康,太田 順一郎,伊藤 哲寛,岡崎 伸郎,佐竹 直子,稲垣 中,梅田 寿美代,大石 賢吾,下田 和孝,飛永 雅信,直江 寿一郎,福原 秀浩,松原 三郎,三國 雅彦,水野 雅文,三野 進,吉住 昭
日本精神神経学会の会員を対象に措置入院制度に関するアンケート調査を行った.結果に基づき,措置診察に至るまでのプロセス・措置診察へのかかわり・措置入院の要件・措置入院における多職種・多機関との連携の観点から考察を行った.現行措置入院制度に多くの課題があることを現場の精神科医は認識しており,精神医療における入院制度を検討する必要があるだろう.
特集 | 1074-1107頁
染矢 俊幸,須貝 拓朗,鈴木 雄太郎,古郡 規雄,菅原 典夫
本特集では,「統合失調症の身体合併症プロジェクト」というテーマのもと,「『抗精神病薬治療と身体リスクに関する合同プロジェクト』の背景と成果―統合失調症患者さんの健康と命を守るために―」,「日本の統合失調症患者における生活習慣病の疫学調査」,「抗精神病薬多剤併用療法が統合失調症患者の安静時心拍数に与える影響―抗精神病薬多剤併用と心拍数―」,「統合失調症患者の身体モニタリング」,「統合失調症患者における糖脂質代謝異常に対する介入調査からみえてきたもの」について論じる.
心理職は長年精神科医や看護師とともにチーム医療に参画し,心理検査や心理療法などの業務を行ってきている.心理職の行う支援は面接室内に留まることなく,病状や病態水準,また,治療の進展にあわせ柔軟に行っている.国家資格「公認心理師」が本格的に始動したのち,心理職の支援を受けたいと願う方にすぐサービスが届けられるような制度の整備が期待される.
連載 精神科多職種チームの協働 | 1115-1123頁
香山 明美
理学療法士および作業療法士法における作業療法の定義と作業療法士協会における定義を紹介した.道徳療法から始まった作業療法の歴史と,日本における作業療法の診療報酬点数化反対運動とその後の影響について述べた.作業療法における作業を5分類で紹介し,作業療法の実践について,回復過程に沿った作業療法の目的と役割,多職種連携のあり方を述べた.
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精神神経学雑誌表紙

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2018年12月
特集:『統合失調症の身体合併症プロジェクト』
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