Advertisement第113回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

精神医学のフロンティア | 3-8頁
井上 絵美子,渡部 雄一郎,江川 純,杉本 篤言,布川 綾子,澁谷 雅子,井桁 裕文,染矢 俊幸
自閉スペクトラム症多発罹患家系の全エクソームシークエンスにより2つの稀な短縮型変異(RPS24遺伝子Q191X変異とCD3LF遺伝子P261fsX266変異)を同定した.これらの変異は,フォローアップ研究の症例・対照サンプル(243対667)では検出されず,自閉スペクトラム症の候補リスク変異であることが示唆された.
症例報告 | 9-16頁
田宗 秀隆,西村 文親,越山 太輔,山田 勝久,近藤 伸介,金生 由紀子,笠井 清登
22q11.2欠失症候群(国の難病指定203)はDiGeorge症候群を含み,心奇形・顔面異常・胸腺低形成・口蓋裂・低カルシウム血症などを併存する遺伝的症候群である.幻聴等の精神症状が契機の成人期での診断も増えている.本論文では,詳細な縦断的経過を示し診断意義を考察した.神経発達障害をもつ方が精神病症状を示した際は,先天奇形の有無に注意し鑑別に挙げることが望ましい.
特集 | 17-51頁
上野 千穂,館農 勝,中山 浩,池田 官司,吉野 真紀,松本 洋輔
本特集では,「児童期の性同一性障害への対応について」というテーマのもと,「性同一性障害,および性に関連する悩みを有する子どもの診療について―児童精神科医および心理士へのアンケート結果から―」,「児童精神科臨床における子どもの性別違和について」,「児童思春期の性別違和における心理的支援―臨床心理士の立場から―」,「性同一性障害/性別違和の児童思春期例に対する二次性徴抑制療法―その概念と現状―」について論じる.
医学雑誌における不適切な利益相反(COI)開示は研究の信頼性を疑わせる.COIの有無は,基本的には第三者の視点から判断する.学会誌の「精神神経学雑誌」は本学会の指針,“Psychiatry and Clinical Neurosciences”は国際医学雑誌編集者会議の「統一投稿規定」に則ってそれぞれCOI開示を行うことになっている.
教育講演 | 59-67頁
中村 純,吉村 玲児,堀 輝
産業医学はリエゾン精神医学の実践の場といえる.精神科医は事例性を理解した上でメンタルヘルス不調者に対する判断や治療を行う必要がある.ストレスチェック制度の目的はメンタルヘルス不調の一次予防となっており,個人および集団のメンタルヘルス改善が目標である.一方,産業医は,「なじみの精神科医」をつくることがメンタルヘルス対策に有効と考えられる.
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精神神経学雑誌表紙

最新号

2017年1月
特集:『児童期の性同一性障害への対応について』
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