Advertisement第114回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

特集 | 719-750頁
井上 勝夫,本田 秀夫,橋本 大彦,青木 省三,村上 伸治
本特集では,「自閉スペクトラム症の臨床実践―過剰診断と診断見逃しのジレンマのなかで―」というテーマのもと,「自閉スペクトラム症診断における先入観の克服」,「わが国における自閉スペクトラム症の早期診断の実態―多地域疫学調査より―」,「行動症候群を行動だけで診断するのは難しい」,「自閉スペクトラム症の診断をめぐって―主として思春期以降の例について―」について論じる.
特集 | 751-772頁
山本 纊子,榎戸 芙佐子,福田 正人,原田 明子,池淵 恵美,高橋 由美子,三浦 あやか,田川 みなみ,松川 幸英
本特集では,「女性医師がよりよく活躍するには―現状の分析と課題―」というテーマのもと,「女性医師の就労・就労継続・キャリア形成のために―自助・互助・共助・公助の観点から―」,「『ガラスの天井』その多義性と止揚,打開策」,「女性医師の強みと経験を生かせるキャリア形成を考える」について論じる.
第112回日本精神神経学会学術総会 会長講演 | 773-783頁
中山 和彦
「非定型精神病」は病態,経過から「自律と連続の融合」体といえる.しかし操作的診断の導入によって病因に直結している可能性のある重要な症候が見逃されてしまった.臨床特性,特異性から病因に今にも手が届きそうであり,もう一息で類型分類から一抜けできそうなところに位置している.非定型精神病の病態の軌跡を追うことで,こころに届く精神医学の実現について論じた.
本邦では,アルコール依存症者診断率は10%以下である.DSM-5では乱用,依存概念が統一されアルコール使用障害診断基準が示されたが,診断閾値が大幅に低下した.こうした変化に伴い断酒と共に,飲酒量低減も治療目標となった.最近では症例の軽症化で簡易介入も有効となった.軽症化したアルコール問題でも精神科併存症の予後を悪化させるので注意が必要である.
第112回日本精神神経学会学術総会 先達に聴く | 791-797頁
計見 一雄
陰性症状という精神医学用語の意味が,伝統的なそれとは変わってきている.以前は統合失調症の初期から存在し,この疾患の主要な病理と見なされていたのが,今日では,続発する後遺症状を指すと理解されている.病前・病初に存在する心的傾向として「考えることの禁止」があり,自らの内なる攻撃性が否認されていることが主要な病理であると考える.
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精神神経学雑誌表紙

最新号

2017年10月
特集:『自閉スペクトラム症の臨床実践―過剰診断と診断見逃しのジレンマのなかで―』『女性医師がよりよく活躍するには―現状の分析と課題―』
2015年1月号より紙雑誌は希望の方のみに郵送します。郵送希望の方はこちらから
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