Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

1980年代からフィンランドで開発・実践されてきた,統合失調症に対する統合的アプローチであるオープンダイアローグ(以下,OD)は,欧米を中心に高い注目を集めており,日本でも実装が広がっている.本稿では,ODの原則と概略,ならびに現時点でのエビデンスとその批判を概観し,イギリス,ドイツ,イタリア,アメリカ,および日本における実装状況を紹介した.
多職種チームの重要性は以前から指摘されているが具体的な症例報告は少ない.今回,高次脳機能障害で自殺企図など激しい行動化をくり返したがシステムズアプローチによる多施設・多職種での対応が奏効した症例を報告する.システムズアプローチは家族療法の領域ではよく知られており,多職種チームの力の発揮やチームのマネジメントにも活用できることが示唆された.
資料 | 97-105頁
花岡 晋平,中西 健太,畠山 洋輔,石川 敬子,阿部 貴之,深見 悟郎,林 偉明,平田 豊明
2021年10月,全国の精神科救急入院料算定施設(全179施設)を対象にCOVID-19患者対応を調査した(回収率61.5%).感染症対応に必要な設備や人材が未整備なため,患者受入可とした施設は31.8%,実際に入院した施設は20.9%にとどまり,多くが病棟閉鎖等を経験していた.精神科救急医療システムの事業継続性の確保が大きな課題である.
特集 | 106-142頁
田中 惠子,髙木 学,千葉 悠平,筒井 幸
本特集では,「抗体介在性自己免疫性脳炎と精神医学」というテーマのもと,「認知症・てんかんを主徴とする自己免疫性脳炎―抗体診断と意義―」,「自己免疫性精神病―岡山大学病院における知見を含めて―」,「自己抗体介在性の精神疾患研究の歩み―自己免疫性脳炎から自己免疫性精神病―」,「精神科領域における自己免疫性脳炎」について論じる.
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最新号

2024年2月
特集:『抗体介在性自己免疫性脳炎と精神医学』
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