Advertisement第113回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

精神医学のフロンティア | 473-483頁
岡田 佳代,中尾 智博,實松 寛晋,村山 桂太郎,本田 慎一,富田 真弓,栂尾 理,吉浦 敬,神庭 重信
今回の研究では脳の解剖学的変化を強迫性障害の亜型により分類することを目標として,MRI形態画像を撮像し,患者群内にて相関解析,及び健常者との比較解析を行った.その結果,“汚染・洗浄”症状スコアと右島皮質体積の負の相関他,いくつかの興味深い結果が得られたため,本稿にて報告した.また最後に当研究分野の展望及び可能性について論じた.
強迫性障害に認められる「怒り」に関する研究を行った.対象は,東京慈恵会医科大学森田療法センターに入院し,強迫性障害と診断され,入院森田療法を行った男女40名である.SCID日本語版,Y-BOCS(OCD重症度変化),「怒り」を指標とした「状態―特性怒り表現検査(STAXI-2)」,「不安」を指標とした「状態―特性不安検査(STAI)」を用いて統計学的手法による考察を行った.
特集 | 501-530頁
朝倉 聡,大坪 天平,金 吉晴,松永 寿人
本特集では,「神経症性障害と抑うつ―その相互作用と臨床的意義,治療について―」というテーマのもと,社交不安症や全般不安症/全般性不安障害,強迫症に関して,両者の関係性や疫学,臨床的特徴,治療上配慮すべき点などを論じる.さらには「外傷性悲嘆とトラウマ」を中心に,DSM-5における心的外傷後ストレス障害の診断や複雑性悲嘆の治療について解説する.
教育講演 | 531-538頁
村瀬 嘉代子
体系化されたさまざまな心理療法を,基盤として支える心理療法の基本の特質について述べた.さらに多層に亘る要因が輻輳して生じている複雑困難な心理的問題に対しては,複眼の視野で観察し,多軸で考え,個別的かつ多面的に支援する統合的アプローチの適用が望まれると提案した.心理療法の統合とは理論や技法の折衷に止まらず,セラピスト自身の統合が望まれることを述べた.
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精神神経学雑誌表紙

最新号

2016年7月
特集:『神経症性障害と抑うつ―その相互作用と臨床的意義,治療について―』
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