Advertisement第121回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

PTSDと同様,うつ病や不安症、慢性疼痛でも,フラッシュバックのようなネガティブな侵入記憶の苦痛を軽減する認知行動療法の介入技法として,イメージの書き直し(imagery rescripting)があり,第1に,記憶を一人称で主観的に思い出し,言葉にし,第2に,記憶をメタ認知的に三人称で客観的に語り,第3に,「シナリオの書き直し」をして望むような結果に変える作業を行う.
症例報告 | 10-16頁
真殿 花梨,間宮 由真,中川 雄太,佐竹 祐人,畑 真弘,髙橋 隼,吉山 顕次,村上 皓紀,西田 武生,貴島 晴彦,池田 学
双極性障害から緊張病性昏迷を生じた70代男性について報告する.本症例ではm-ECTが必要と判断されたが,頭部MRAで脳動脈瘤を認めたため,脳動脈瘤コイル塞栓術を先行して行い,m-ECTを安全に施行することができた.脳動脈瘤合併例では脳動脈瘤治療をm-ECTに先行して行うことも選択肢であり,脳神経外科とも積極的に協議する必要がある.
特集 | 17-47頁
渡部 衣美,里村 嘉弘,清水 栄司,義村 さや香
本特集では,「課題解決型高度医療人材養成(精神領域)のこれから―産業保健との関連から―」というテーマのもと,「精神科多職種連携治療・ケアを担う人材養成プログラム「PsySEPTA」の取り組み」,「医学・医療領域の共同創造に向けた組織変革―東京大学医学のダイバーシティ教育研究センターの設立と取り組み―」,「「メンタルサポート医療人とプロの連携養成」とデジタルメンタルヘルスのこれから」,「京都大学 ASD projectの歩みと今後の展望」について論じる.
もっと見る:最新号目次
精神神経学雑誌表紙

最新号

2025年1月
特集:『課題解決型高度医療人材養成(精神領域)のこれから― 産業保健との関連から―』
2015年1月号より紙雑誌は希望の方のみに郵送します。郵送希望の方はこちらから
Advertisement

ページの先頭へ

Copyright © The Japanese Society of Psychiatry and Neurology