Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

掲載論文ハイライト

精神医学のフロンティア | 359-365頁
岡﨑 康輔,三浦 健一郎,松本 純弥,長谷川 尚美,藤本 美智子,山森 英長,安田 由華,牧之段 学,橋本 亮太
1,254名の健常者と336名の統合失調症患者の眼球運動検査および認知機能検査の結果から,2つの検査の指標を組み合わせることで高い精度で判別できることが示された.また,本結果は,これらの比較的簡便に行うことができる検査で,さらに短時間で実施できる少数の検査の結果からでも診断補助に有効な客観的マーカーを作成できる可能性を示唆している.
資料 | 366-376頁
三澤 史斉,藤井 康男,宮田 量治
山梨県立北病院では,非同意治療における手続きの適正化及び透明性の担保を目的に強制治療審査システムを構築し、患者の治療同意能力と最善の利益を検討し,治療の妥当性を審査している.これにより、不適切な非同意治療の実施が避けられる一方,必要な非同意治療実施へのためらいが軽減されたり,より侵襲の少ない治療に移行する機会になる等の利点が認められた.
本特集では,「総合病院で遭遇する精神科・精神医療に対するスティグマをどう解決したらいいか―長期的観点から―」というテーマのもと,「ピアサポートとリカバリー」,「精神疾患に対するスティグマへのアクセプタンス&コミットメント・セラピーによる介入の取り組み」,「医療スタッフにおける精神疾患に関するスティグマのメタ解析のミニレビュー―精神科以外のスタッフに焦点を当てて―」,「周産期メンタルヘルス支援におけるスティグマを考える」について論じる.
もっと見る:最新号目次
精神神経学雑誌表紙

最新号

2024年6月
特集:『総合病院で遭遇する精神科・精神医療に対するスティグマをどう解決したらいいか―長期的観点から―』
2015年1月号より紙雑誌は希望の方のみに郵送します。郵送希望の方はこちらから
Advertisement

ページの先頭へ

Copyright © The Japanese Society of Psychiatry and Neurology