Advertisement第115回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第120巻第9号

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連載 精神科多職種チームの協働
日本精神神経学会 多職種協働委員会 企画
第11回
行政保健師の機能と多職種連携
梅田 麻希
兵庫県立大学地域ケア開発研究所
精神神経学雑誌 120: 820-827, 2018

 行政保健師(保健師)は,住民の健康の保持増進と疾病の予防を目的としたさまざまな公衆衛生活動を行っている.地域精神保健においては,社会的孤立に陥っている精神障害者のニーズを顕在化させ,新しいサービスを創造する役割を果たしてきたという歴史がある.現在,精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)が規定する行政サービスの実施主体は市町村と定められており,市町村の保健センターに勤務する保健師が身近な相談窓口となって,精神保健や社会復帰などに関する相談に応じている.一方,広域に設置されている保健所の保健師は,アルコール問題や思春期精神保健などより専門性の高い相談や,措置入院時の対応に携わっている.保健師の強みは,住民との接点を多くもっていること,法律を根拠にすべての住民を対象とした活動を行えることである.本稿では,多職種連携の促進を念頭に,保健医療職かつ行政職である保健師の活用方法について紹介する.

索引用語:保健師, 公衆衛生, 地域精神保健, 行政>
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