Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第119巻第2号

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特集 公認心理師のこれから
公認心理師法の成立と今後の課題
村瀬 嘉代子1)2)3)
1)大正大学
2)一般社団法人日本臨床心理士会
3)一般財団法人日本心理研修センター
精神神経学雑誌 119: 114-119, 2017

 公認心理師法の成立の経緯と今後の課題について報告する.公認心理師法は多くの関係者の協力のもとに成立し,2017年9月に施行される.公認心理師は名称独占の汎用資格で教育,医療,福祉,司法矯正,産業など,さまざまな場で働くことができる.現代社会の精神的問題は多くの場合,多次元にわたるさまざまな要因が輻輳し関連して生じている.心理職は実際の支援において,理論と技法がその支援に適切であることの説明責任を自覚する必要がある.加えてチームワークにおけるバランス感覚が求められる.今後の研鑽努力が不可欠であり,研修体制の充実が喫緊の課題であることを強調したい.

索引用語:公認心理師, 名称独占, 連携, チームアプローチ, 実践的総合力>
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