Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第118巻第5号

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特集 精神科専門医制度の構築に向けて
新たな専門医制度における研修施設の備えるべき要件
森村 安史
大村病院
精神神経学雑誌 118: 304-310, 2016

 日本専門医機構(以下,機構)による新しい専門医制度の設計が行われる中で,研修施設群という考え方が取り入れられたことは大きな変更点の1つといえる.ここでは研修施設の要件について専門医制度整備基準に基づいて説明する.機構がめざす新専門医制度は,他の領域とも足並みを揃えた標準の指針をもとにして,各専門領域の特殊性を加味して作成される.これまでの専門医制度との大きな相違点は,一施設だけで研修が完結するのではなく複数の施設が基幹施設と連携施設で施設群を構成して研修が行われることにある.専門医制度整備委員会で作成し機構において承認を得た整備基準では研修基幹施設がもつべき要件として6項目が,研修連携施設としての要件について3項目が整備基準に記載されている.本稿では整備基準に従って施設の要件,施設群の要件について概説を行った.これらは日本精神神経学会のホームページにも掲載されているのでぜひご確認いただき,制度についての理解を進めていただきたい.

索引用語:専門医制度, 日本専門医機構, 研修基幹施設, 研修連携施設, 研修施設群>
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