Advertisement第117回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第123巻第8号

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特集 仮想症例から学ぶアルコール依存症の新ガイドラインと治療ゴール―断酒と減酒の実践的治療を考える―
うつ病を合併するアルコール依存症の治療と治療ゴール―仮想症例による検討―
齋藤 利和
社会医療法人博友会精神医学研究所
精神神経学雑誌 123: 494-499, 2021

 本稿ではうつ病に併存したアルコール依存症の仮想症例を提示し,その治療ゴールとそれに対する治療法について述べた.アルコール依存症のうつ病の併存率は高く,またアルコール依存症との併存はうつ病の治療全般に悪い影響を与えている可能性が報告されている.うつ病を併発するアルコール依存症の従来の治療ゴールは断酒であった.しかし,最近,断酒だけではなく,飲酒量低減もうつ病を併存したアルコール依存症者の抑うつ症状を改善することが報告されている.本稿ではうつ病を併存するアルコール依存症者の減酒療法をサポートする簡易介入法について紹介し,また,同様の患者の,抑うつ症状と飲酒量低減に対する薬物療法についても論じる.

索引用語:アルコール依存症, うつ病, 併存症, 診断基準, アルコール依存症の治療と治療ゴール>
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