Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第118巻第10号

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特集 治療関係に困ったら
治療関係で困った経験,そしてそのときどう対処したか
布施 泰子
茨城大学保健管理センター
精神神経学雑誌 118: 771-774, 2016

 治療関係を構築することは,精神科診療を行う上で重要不可欠である.しかし,それは必ずしも容易ではない.治療関係を困難にする要因はさまざまである.例えば,医師が治療構造の変化に気づいていないことや,逆転移あるいは逆転移感情に気づいていないことは,治療関係の構築や維持の妨げになりうる.精神科医としての研修途上においては,自らそれらに気づいて適切に対処することは難しい.スーパービジョンやケースカンファレンスの充実が望まれる.

索引用語:精神療法, 治療関係, 治療構造, 逆転移>
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