20世紀後半の高度成長時代につくられた日本の入院医療中心の精神科医療は,障害者の地域包括ケアをめざす時代にそぐわないものになりつつあることを議論する.この状況を打破するには,ACTのような濃厚な支援を行う地域生活支援体制をつくりあげることが必要である.
コミュニティ・ケアにおけるACTの位置づけと役割
たかぎクリニック
精神神経学雑誌
116:
487-492, 2014
<索引用語:地域精神医療, 重度精神障害者, Assertive Community Treatment(包括型地域生活支援>