Advertisement第115回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第120巻第4号

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連載 精神科多職種チームの協働
日本精神神経学会 多職種協働委員会 企画 第2回
総合病院における多職種連携
山本 賢司
東海大学医学部専門診療学系精神科学
精神神経学雑誌 120: 328-335, 2018

 精神科医が関与する医療チーム,プロジェクトや委員会を整理し,その中で一般病院や大学病院などの総合病院における医療チームの活動について論述した.総合病院(精神科病棟や精神科外来を除く)の中で精神医療スタッフ(精神科医,精神看護専門看護師,精神保健福祉士,臨床心理士など)が主導する医療チームとしては精神科リエゾンチーム,緩和ケアチーム,認知症ケアチームなどがある.これらのチームの活動は施設基準を満たせば診療報酬が算定可能であり,そのための診療内容も明確にされている.また,他科や病院が主導的に組織し,精神医療スタッフが定期的に参加するものとして,移植医療や産科・小児科,遺伝診療,HIV診療の医療チームなどがあり,不定期に参加するものは臨床倫理コンサルテーション,虐待防止委員会,院内自殺防止プロジェクトなどがある.これらの活動は診療報酬に直結しないが,チーム医療の目的である医療の質の向上や医療安全の確保などを達成するためには重要である.一方で,チーム活動の有用性に関するエビデンスは不足しており,今後はチーム医療に関するエビデンスの蓄積が必要になるものと考えられる.

索引用語:チーム医療, 精神科リエゾンチーム, 緩和ケアチーム, 認知症ケアチーム>
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