Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第119巻第5号

※会員以外の方で全文の閲覧をご希望される場合は、「電子書籍」にてご購入いただけます。
特集 ブレインマシンインタフェース技術による精神科的診断と治療の創造
人工知能とビッグデータ―計算論的神経科学と精神医学―
川人 光男
株式会社国際電気通信基礎技術研究所/脳情報通信総合研究所
精神神経学雑誌 119: 313-322, 2017

 人工知能技術は,機械学習アルゴリズムとビッグデータ,そして計算パワーの増大により,近年著しく進歩した.人工知能技術は,脳科学ではデコーディングアルゴリズムとして利用されている.fMRIの安静時脳機能結合の研究から,疾患に特有の機能結合異常が明らかになり,人工知能技術を導入して,外部検証データに汎化するバイオマーカーが初めて開発された.このようなバイオマーカー,もしくはデコーダとfMRI実時間ニューロフィードバックを組み合わせると,将来の革新的治療法を提供できる可能性がある.

索引用語:人工知能, ビッグデータ, バイオマーカー, 機械学習アルゴリズム, ニューロフィードバック>
Advertisement

ページの先頭へ

Copyright © The Japanese Society of Psychiatry and Neurology