Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第118巻第5号

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特集 精神科専門医に求められる資質について
新精神科専門医制カリキュラム―各年次で,何を研修し,評価すべきか―
小島 卓也1)2)
1)大宮厚生病院
2)専門医制度整備委員会・常任委員会委員
精神神経学雑誌 118: 333-338, 2016

 新しい精神科専門医制度について,現行の精神科専門医制度の問題点を改善するという視点から検討した.新しい制度では,年次別に研修項目を決めて研修することにした.実際には,これまでの研修手帳の総論,疾患別ガイドラインを年次別に構成し直すことによって有効なプログラムの作成に寄与できた.研修結果の評価については,多面的,双方向性の評価を行う.すなわち,研修指導医が各研修施設での研修修了時に評価し,指導してフィードバックする.多職種による専攻医の評価を行う.また,専攻医から研修指導医や研修プログラムに対する評価も行う.研修基幹施設の研修プログラム管理委員会と研修連携施設の研修委員会が連携して研修内容および評価結果を検討し,研修プログラムの改善にあたる.

索引用語:新精神科専門医制カリキュラム, 年次別研修項目, 多面的・双方向的評価>
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