日本人アルツハイマー病患者1万例における抗精神病薬による死亡リスクを検討した前方視的観察研究(J-CATIA)では,抗精神病薬を新規投与された群では死亡リスクが約2.5倍上昇していたなどの成績が示された.その概略を報告するとともに,ここから実臨床へ示唆するものについて考察した.
J-CATIA(Japan Consortium for Antipsychotics Treatment in Alzheimer's Disease)からみえてきたもの
順天堂大学大学院精神・行動科学
精神神経学雑誌
118:
845-848, 2016
<索引用語:アルツハイマー病, 抗精神病薬, 死亡リスク, BPSD, 前方視的研究>