国内においてACTをはじめとする重症精神障害者への多職種アウトリーチチームの活動が萌芽し始めている.しかし現行の診療報酬制度は十分にそれらをカバーしておらず,今後の普及の上で大きな障害となっている.本報告では今後の多職種アウトリーチ活動のための妥当な診療報酬制度の検討のために,現在の活動の財政上の状態についての実態報告を行った.
多職種アウトリーチサービスと医療経済―診療報酬上の課題と今後―
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所社会復帰研究部
精神神経学雑誌
116:
499-504, 2014
<索引用語:Assertive Community Treatment, 医療経済, 診療報酬, 精神科訪問看護>