2011年3月11日の東日本大震災を契機として,災害対策に特化した新しい大学講座が被災地を中心に作られている.しかし,中には講座としての機能準備が十分でないものもある.新設講座が寄付講座の場合には,その性格上仕方ないが,任期付きで内容や任期終了後は保証なしという状況で勤務している人もいる.災害対策の新設講座で勤務した経験から,そこでの率直な実情と期待を述べた.
東日本大震災に際して発足した大学寄付講座に勤務して
福島県立医科大学会津医療センター附属病院精神医学講座
精神神経学雑誌
116:
209-211, 2014
<索引用語:東日本大震災, 寄付講座, 被災地>