Advertisement第116回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第122巻第6号

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特集 定型的な薬物療法に行き詰まったときの新たな治療戦略―難治性精神症状への挑戦―
治療抵抗性統合失調症とクロザピン,グルタミン酸仮説
中島 振一郎
慶應義塾大学医学部精神神経科
精神神経学雑誌 122: 441-448, 2020

 統合失調症患者の約20~35%が第一選択抗精神病薬に反応しない〔治療抵抗性統合失調症(TRS)〕.グルタミン酸仮説は統合失調症のメカニズムを説明する重要な仮説である.TRSの共通の生物学的特性として,前帯状回のグルタミン酸作動性神経代謝産物濃度の増加が一貫して報告されている.しかし,TRSやクロザピン抵抗性の基盤となる病態生理を調べた研究はほとんどなく,現在までにこれらの疾患の頑強な神経画像相関は見いだされていない.今後の研究では,TRSの神経画像相関とクロザピンの作用機序を解明することが必要である.

索引用語:統合失調症, クロザピン, グルタミン酸, 治療抵抗性, 1H-MRS>
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