Advertisement第116回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第122巻第4号

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特集 精神疾患の背後に発達障害特性を見いだしたとき,いかに治療すべきか
自閉スペクトラム症傾向を認める強迫症者への介入
小平 雅基
総合母子保健センター愛育クリニック小児精神保健科
精神神経学雑誌 122: 282-289, 2020

 強迫症(OCD)と自閉スペクトラム症(ASD)の違いについては,発症時期,こだわりに伴う感情の性質,社会的相互交渉の異常やコミュニケーション障害,強迫観念の有無,などから検討していくべきである.基本的には典型的な臨床像は異なる両者であるが,鑑別を巡って難しい場合やそもそも併存している場合もあるので,注意が必要である.強迫症状を改善するには曝露反応妨害法(E/RP)が基本となるが,著者としてはASD特性が強い場合にはとりわけE/RP導入に向けた外来での作業や保護者への心理教育およびペアレンティング・スキルの提供,患児に対する有用なツールの使用,マインドフルネスな要素の学習などが重要になってくると考えている.

索引用語:強迫症(OCD), 自閉スペクトラム症(ASD), 曝露反応妨害法(E/RP)>
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