Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第117巻第7号

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教育講演
第110回日本精神神経学会学術総会
精神科医が記載する書類で知っておくべきこと―医療保護入院,自立支援医療,精神障害者保健福祉手帳など―
山﨑 正雄
高知県立精神保健福祉センター
精神神経学雑誌 117: 550-555, 2015

 精神科医が記載している書類は多岐にわたるが,医療保護入院者の入院届や定期病状報告書,自立支援医療(精神通院医療)診断書,精神障害者保健福祉手帳診断書といった,精神保健福祉法などの法律に基づく書類も数多くある.これらの書類は精神障害者の人権擁護,および精神障害者への適正な医療や福祉の確保につながる重要な書類である.しかしながら,精神保健福祉センターにおいて,それらの書類の審査判定を行う中で,記載内容が不十分な書類,記載内容が適切でない書類に遭遇することがある.精神障害者の人権擁護,および精神障害者への適正な医療や福祉の提供のためにも,精神科医には書類への丁寧かつ適正な記載を求めたい.精神科医が,日々の臨床の中で書類を記載する際に知っておくべきことを中心に述べる.

索引用語:医療保護入院, 自立支援医療(精神通院医療), 精神障害者保健福祉手帳>
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