Advertisement第120回日本精神神経学会学術総会

論文抄録

第117巻第8号

※会員以外の方で全文の閲覧をご希望される場合は、「電子書籍」にてご購入いただけます。
教育講演
第110回日本精神神経学会学術総会
高次脳機能障害
鹿島 晴雄
国際医療福祉大学大学院臨床心理学専攻
精神神経学雑誌 117: 663-668, 2015

 わが国において高次脳機能障害という用語は広く使用されているが,“高次”とは何を指すのかは必ずしも明確ではない.筆者は“高次”を“意味にかかわること”と理解している.本稿では脳損傷の局在と症状の一貫性という観点から,高次脳機能障害と意味にかかわらない要素的脳機能障害の相違につき述べ,高次脳機能障害の診断における精神医学的アプローチの重要性を指摘した.またアルツハイマー型認知症の症状を高次脳機能障害の組合せとして捉え作成した,軽度アルツハイマー型認知症の簡便検査を紹介した.

索引用語:高次脳機能, 高次脳機能障害, アルツハイマー型認知症, 神経心理検査>
Advertisement

ページの先頭へ

Copyright © The Japanese Society of Psychiatry and Neurology